2026年07月18日

昭和33年「少年クラブ」3月号 40年後の世界 

img1661.jpg
別冊付録①「旋風Z」手塚治虫②「よたろうくん」③「風の天平」横山光輝
連載陣に手塚治虫、横山光輝良作家を擁していても他の月刊誌と比べるといまいちな「少年クラブ」ですが、5月号から「月光仮面」が始まり、一気に勢いをつけてきます。

img176.jpg
「宇宙ロボット来襲」小松崎茂

img177.jpg
「あっぱれいのしし退治」伊藤畿久造

「富士桜の介」益子かつみ
「赤胴鈴之助」もどきなのは仕方ないが、主人公以外のキャラも武内つなよし風なのはどうなのだろうか。
img178.jpg

img179.jpg
「轟名探偵 妖怪人間」福元一義(伊奈たかし)
img180.jpg

img181.jpg
「飛龍の怪傑 嵐龍太郎」竹内つなよし
img182.jpg

img183.jpg
右の広告の武者絵は戦前の山口将吉郎ですね。戦後の将吉郎は好きではない。

少年探偵団「鬼面城の秘宝」江戸川乱歩 絵・中村猛男

img184.jpg
40年後の世界「ぼくらがおとなになったら」
このころおなじみの未来予想図。40年後、1998年の世界はこうなる。
 小学生の修学旅行は月、火星、金星に行くようになる。火星には植民地ができ、プラスチックの家が建てられる
img185.jpg
肉は炭酸ガスや窒素から作られる。建物はみんなプラスチック。
ジェット・ヘリコプターで学校に行く。これはまさにタケコプター。
外国語を自由に翻訳する機械ができる。これは実現。
病気がなくなり、100歳以上の人も珍しくなくなる。さすがに病気はなくならないが100歳を超える人は今は珍しくなくなりました。
 さて、2026年の今から40年後の世界はどうなっているのでしょうね。

img186.jpg
次号付録予告
第①付録 宇宙ピストル 厚紙製ではなくポリエチレン製だそうです。

img187.jpg
「桃栗剣士」入江修

img188.jpg
「ジャガイモくん」馬場のぼる

img189.jpg
「粟手もん太」横木健二

img190.jpg
新連載「テキサス・ジロー」三島みちひこ
img191.jpg
堀江卓氏の「つばくろ頭巾」のようです。

img192.jpg
「出世だんご山」大友朗
posted by たまちゃん at 20:36| Comment(11) | 少年クラブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年05月18日

昭和27年「少年クラブ」新年増刊号 「摩天楼小僧」手塚治虫

img728.jpg
表紙イラスト 柳川剛一 A5判
柳川剛一さんは江戸川乱歩、横溝正史などの挿絵でおなじみですが、表紙絵は珍しい。木彫らしい制服姿の子供と犬の作品を彩色しているところ。

img729.jpg
もくじ
漫画の変革時期なので、田川水泡作品と手塚作品が同じ本に載っているというのもなかなか面白い。

img730.jpg
映画物語「リオ・グランデの砦」
1950年製作のアメリカ映画。ジョン・フォード監督作品。ジョン・ウェイン、モーリン・オハラ主演。

img731.jpg
「お正月漫画祭」
img732.jpg
「お正月ののらくろ」田川水泡

img733.jpg
「ヌウボウとカリ公」島田啓三

img734.jpg
「ターザンと怪鳥シプダル」エドガー・バロウ 絵・阿部和助

img735.jpg
「おさる三銃士」倉金章介

img736.jpg
「少年日吉丸」福井英一

img737.jpg
「悪魔の画像」横溝正史 絵・伊勢田邦彦

img738.jpg
「摩天楼小僧」手塚治虫
img739.jpg

img740.jpg

img741.jpg

img742.jpg

img743.jpg

img744.jpg

img745.jpg

img746.jpg

img747.jpg

次号付録予告
A5判の頃の付録予告は折り込み大判サイズが定番。実物大の写真機。読者は大喜びですね。

posted by たまちゃん at 19:07| Comment(6) | 少年クラブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月29日

昭和35年「少年クラブ」夏休み増刊号 「戦場のメダル」望月三起也デビュー3作目

img255.jpg
表紙・「よたろうくん」やまねあかおに

img256.jpg

「月光仮面」原作・川内康範
昭和34年の「少年クラブ」の増刊「月光仮面」には“桑田次郎”のクレジットがありますが、35年増刊お正月号の「月光仮面」にはありません。記載洩れなのか?と思いましたが、本号にも“桑田次郎”のクレジットはなし。当時アシスタントをされていた楠高治さん(「遊星仮面」など)の手による作品のようです。
img257.jpg

img258.jpg

img259.jpg
「スーパーゼット」天馬正人 作・宮川一郎
幽霊に導かれてスーパーゼットは海に沈む宝のありかに案内される。
img260.jpg

img261.jpg
「よたろうくん」やまねあかおに
懐かしい電車ごっこの図。子供が多かった高度経済成長期によく見られた光景ですね。私も経験があります。
img262.jpg

img263.jpg
「戦場のメダル」望月三起也
デビュー3作目。2作目は同年「冒険王」9月号「拳銃キッド」があり、それとほぼ同時期に描かれたようです。9ページの短編ですがストーリー構成がしっかりしています。望月三起也さんと言うと戦車のイメージが強いのですが、もうこんな頃から戦車が登場していたのですね。後年は明らかにアシスタントの手による戦車になるので、作者オリジナルの戦車は嬉しい。
img264.jpg

img265.jpg

img266.jpg

img267.jpg

img268.jpg
「密林の少年」花岡士郎

img269.jpg
「おばけものしり教室」
“ここを読む前にトイレに行っておくこと”とありますが、この頃女子は“トイレ”ではなく“御不浄”と言っていましたね。
この時代のお化けはスタンダードなものが多いですね。怪奇映画は「四谷怪談」とか「累ヶ淵」「牡丹灯籠」「番町皿屋敷」「佐賀の化け猫」などが定番。

img270.jpg
「電光くん」どや一平

img271.jpg
「名探偵スリーベース」ともだ良二

img272.jpg
「がまのすけ」伊東あきお
img273.jpg
井戸端会議。町内共用のポンプ。ポンプは災害時用のためにまだ残してあるところがありますね。
当時の我が家はトタン工場(こうば)の三畳の宿直室でトイレ、水道は共同。でも共同水道は料金を払わないと使えないので、近所の工場の外付けの水道を使わせてもらっていました。屋外なので屋根がなく、雨の日は母親は傘をさして洗い物やお米を研いだりしていました。母親はそこそこ裕福な家の生まれで苦労をしたことがなく、よくそんな貧しい生活が出来ていたものだと思います。

img274.jpg
「トップのゴロちゃん」石井いさみ
望月三起也さんと同じく石井さんもデビュー3作目。貝塚ひろし氏のアシスタントをされている頃で、キャラが貝塚氏寄り。
img275.jpg

img276.jpg
「ゴロニャン」伊藤たかし

img277.jpg
「弾丸ボール之助」大友朗

img278.jpg
「ノックアウト王Q」真樹日佐夫 絵・石井勝利

img279.jpg
「青いさそり」国としひろ
img280.jpg
児童福祉法はすでに制定されていましたが、少年少女が町中で働くのは普通の光景でした。少女は主に花売り、少年は靴磨き。この漫画に見られるような低年齢の子供まで靴磨きをしていたのでしょうか。

img281.jpg
「密輸船」西山徹

img282.jpg
「西部のピンキー」杉浦茂
posted by たまちゃん at 20:54| Comment(6) | 少年クラブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする