2021年07月29日

明治41年「少女の友」創刊号(実業之日本社) 竹久夢二

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A5判 10銭(現在の価値で¥2000)
糸で綴じられていますが、当初からなのか後に綴じられたのかは不明。
昭和10年代に中原淳一監修で人気を博す「少女の友」の創刊号です。まだ雑誌が高価な時代なので、一般家庭と言うより両家の子女向けだったのでしょうね。デザインや装飾にアールヌーボー様式が見られます。
 実業之日本社とは私もかつて同社の少女向け雑誌「マイバースデイ」に関わっていましたので、そういう意味では「少女の友」は大先輩雑誌にあたります。初期には竹久夢二も執筆しており、はるかな時を隔てて夢二とこんなつながりがあるなんて、と感動してしまいます。
 「少女の友」創刊号は国会図書館にも所蔵されていないそうです。私のような者が持っていていいの?(^_^;)

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広告・三越呉服店

「発刊の辭(辞)」

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広告「乳白化粧水レート」
大びん1円。現在の価値で¥3800。ちなみに木村屋のアンパンが1個1銭の時代。

口絵にカラーの折り込みがあったようですが、切り取られていて残念。

少年誌「少年パック」広告。目次の『蝸牛の屁』がなんか読んでみたい(^_^;)
「清心丹」懐中要薬とあるので携帯用の仁丹みたいなものでしょうか?

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化粧品の広告ですが、一応少女向けなので基礎化粧品。銀座2丁目には現在も佐々木商店がありますが、今は化商品は扱っていないようです。

閑院宮女王恭子殿下

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広告・最新流行米国製指輪
モノクロのイラストだと商品のイメージがわかないですね。

名家の子女
貴族院議長徳川家達氏令嬢

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広告・「日本少年」実日の少年向け雑誌。

「少女世界」博文館 

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実日発行の広告。なかなか本文に入らず広告が多いです(^_^;)「絵ばなし」読み聞かせの本でしょうか。
婦人向け雑誌「婦人世界」鳩山由紀夫、邦夫の曾祖母に当たる鳩山春子の寄稿あり。

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「優しき少女が友達を善人に化したる話」村井弦齋
麻布の女学校に通う君子さんはクラスメートの俊子さんが自分のナイフを盗んでいるところを見てしまう。先生に話すこともできず、母に相談すると、母は盗んだことには触れず、俊子さんに優しく接するよう諭します。俊子さんは盗んだことを詫び、反省する。
“世の少女たちよ、誰でも君子さんのように心がけていたらきっと良いことがその身に報ってきますよ”

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わらひばなし

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「若松城」(烈婦竹子)渡辺白水
中野竹子 幕末期の会津藩の女性。会津戦争において自主的に婦女隊として戦い、戦死した。

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えとぎ「露子と武坊」ゆめじ(竹久夢二)さく 夢二23歳。
文・絵とも竹久夢二。何回か連載され、以後もタイトルを変えて同じキャラクターで作品があるようです。

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「黄金の鍵」須磨子
「ふしぎの国のアリス」ですが、ルイス・キャロルのクレジットがどこにもありません。三月うさぎがここでは“うさぎ三郎”として登場。
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黒髪のアリスもおつなものです。

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「少女絵さがし」
皆さんがご存知の4つのものが隠されているとあります。おびなの首の下、犬?めびなの首の下、猫?二つのひなの間に鯛?あと一つがわからないですね。探してみてください。

懸賞の景品目録
懐中時計 絹張洋傘 袴 筥迫 花簪 駒下駄 眼醒時計(目覚まし時計ですね)風呂敷 硯箱 毬 縮緬の小切れなど、時代を感じさせますね。

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裏・広告。津村順天堂の中将湯はさすがに誰でも知っていますね。“ヘルプ”もこの頃の雑誌によく見かける広告です。
名前の書き込みがあります。時計屋さんの娘だから時子さんなのでしょうか。

おまけ
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昭和13年「少女の友」付録 「人形帖」中原淳一監修
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“この附録は皇軍慰問のお人形帖です”
日中戦争(昭和12年~昭和20年)中、出征中の兵隊さんに送る慰問袋に入れる人形を作りましょう。
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別刷りのカラーを張り付けてあります。「くるくるくるみちゃん」はまつもとかつぢ。
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京屋のお染めちゃん、お菓子屋のみいちゃんがかわいいですね。
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実物大の型紙もついています。
 戦地の兵隊はこんなお人形に妻や姉妹、想い人の姿を投影していたのでしょうか。なんか悲しい…。
posted by たまちゃん at 21:00| Comment(4) | 少女の友 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする